ベネチアの幻 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) 一七六七年十月、ベネチアは町全体がカーニバル気分に浮かれていた。ジプシーの血を引くキアラは、母を捨てた父に復讐するつもりでローマからこの地にやってきた。手持ちの金が乏しくなり、仕方なくサン・マルコ広場で得意の占いをして小銭を稼いでいるときだった。怪しげな男たちに無理やり豪奢な賭博場に引っ張り込まれ、客の運勢を見るよう強要されたのだ。そこでベネチア貴族ルカを目にして、彼女は愕然とした。あれは妹を陵辱した悪魔!しかし、備わった透視能力を駆使しても、ルカが妹を辱めた張本人とは思えない。確かに彼は悪魔だった―抗いがたい魅力で人を虜にする美しい悪魔。そしてキアラは文字どおりルカの虜となってしまった。金で買われ、彼の館に閉じ込められる羽目に陥ったのだから。夜ごと訪れる甘美な拷問のとき。囚われの身となれば逃れようもなく…。 |
逃げた相続人―愛と称号と財産と〈2〉 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) リュートの奏でる柔らかな旋律、明るい日差し…。体を這うやさしい手と唇の感触…あれは誰だろう?それに、ここはどこ?そのとき、ロザリンは目を覚ました。すぐ間近に微笑む男の顔が―見知らぬ美しい男の顔があった。驚いて悲鳴をあげると同時に、昨夜のことを思い出した。彼女を鞭打つ残酷で凶暴な叔父から領地を取り戻すため、そして獣のような男との結婚から逃れるため、城を抜け出したことを。だが、現実は甘くはなかった。宿屋で酔客に絡まれたところをこの男に助けられたのだ。でもまさか…こんなことになるなんて!ロザリンは一糸まとわぬ自分の姿に動転していた。そこへヒュー・コルドウェルと名乗る男が追い討ちをかけた。「君は覚えていないのかい、僕たちが共に過ごした熱い夜を?」。 |
水都の麗人 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) 英国王のために極秘情報を集めるという任務を負い、フランシスはヴェネチア共和国に滞在していた。“十人委員会”が異国のスパイに目を光らせるこの街で、彼は巧みに仮の姿を演じつづけていた。遊蕩貴族の派手な衣装を脱ぎ捨てながら、フランシスは謎めいたシニョリーナ・ジェシカに思いを馳せた。ぬばたまの黒髪、つやめく唇。仮面に隠された素顔は、さぞかし美しいことだろう。それにしても、同じ女でもこうも違うものか!あの厚化粧女には、もううんざりだ。諜報活動には役立ってくれたが、そろそろ別れる潮時だろう…。引き裂かれた娼婦の誇りが、愛するジェシカを死へ導こうとはこのときのフランシスには知るよしもなかった。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) フィリップス,トーリ 米サンディエゴ大学を卒業後、女優、脚本家、詩人と多方面で活動を続けてきた。シェークスピア作品を含め、四十作以上の劇の演出も手がけている。現在はワシントンDCにあるフォルガー・シェークスピアン・ライブラリーで女優としても活躍中。夫とともにヴアージニア州に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
馬上の密会 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) ヴァレリアは生活に疲れていた。貧しい領地を守っていくのがやっとで、楽しみといえば乗馬だけだ。だが、希望のない日々に一筋の光が差した。隣家の狩猟館に、一人の客人がやってきたのだ。男の名はティーガン・フィッツウィリアムズ。“猫の目”の異名をもつ賭博師で、見目麗しく、噂では、ある伯爵令嬢が産みおとした私生児だという。初めて会った瞬間から、ヴァレリアは彼に惹かれた。この人ならば私の渇ききった心に潤いを与えてくれるに違いない。ヴァレリアははやる気持ちを抑え、敷地のはずれまで馬を駆った。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ジャスティス,ジュリア ハーレクイン・ヒストリカルを代表する作家の一人。子供のころから歴史に興味があり、十二歳にして、米国メリーランド州の州都アナポリスのジュニア・ツアーガイドをつとめた。大学では詩集を出版し、卒業後チュニジアのアメリカ大使館でニュースレターを作成するなど異色の経歴を持つ。1997年にアメリカロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
料理番の娘 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) 高潔な聖職者だった父親の死後、エマ・リンに遺された財産はほとんどなかった。自活することを余儀なくされた彼女はかつて自分の子守をしてくれたマーサ・ラッジのもとへ身を寄せ、得意な料理の腕を生かしてラッジ夫妻の経営する小さな宿屋で働き、生計を立てていた。そんな折、ベネディクト・グラントリーという貴族が宿を訪れ、たちまち村人たちの耳目を集める。でも…あんなに都会的で洗練された人がいったい何をしにこんな田舎までやってきたの?エマの興味は尽きなかった。 内容(「MARC」データベースより) 高潔な聖職者だった父親の死後、エマ・リンに遺された財産はほとんどなかった。彼女は、かつて自分の子守をしてくれたマーサ・ラッジのもとへ身を寄せ、ラッジ夫妻の経営する宿屋で働き、料理の腕を生かして生計を立てていた。 |
乙女の告白 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) ロンドン社交界きっての伊達男マーカス・ラングリーは自ら独身主義を標榜し、美女たちと戯れていた。フランスとの戦から帰還した彼にとって、貴族社会の爛熟ぶりは虚しいだけだったのだ。そんな折、大おじが亡くなり、マーカスは領地の管理を任された。着いてみれば地所は荒れ果て、屋敷の中は見るも無残な状態だ。家政婦がいるはずなのに、なんたる怠慢―怒ったマーカスは老僕が止めるのもきかず、家政婦の部屋に入っていった。だが、そこには瀕死の娘がベッドに横たわっていた。娘の青灰色にけぶる瞳を見たとたん、マーカスは胸をつかれた。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ロールズ,エリザベス イギリスのケント生まれ。父の都合で幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンで夫と犬、猫と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
レディに剣を (単行本(ソフトカバー)) 内容(「BOOK」データベースより) 許嫁を宿敵サクソン人に殺され、以来八年独身を通してきたマズランは、弟の妻にうとまれ、意に染まぬ結婚を押しつけられそうになっていた。助けを求めにノルマンディーから、わざわざ海をわたってイングランドに住む従兄に会いに来たのに、彼はすべてを保留にしたまま戦地に赴いた。ただ一つ、辺境の地にいる身重の貴婦人の世話をしろと言い残して。しかも、マズランの警護を命じられたのが、憎きサクソン人の戦士。長い金髪、ほっそりした厳しい顔、たくましい長身の体―エドウィンは確かに魅力的だが、態度は傲慢このうえない。不愉快なのは、その敵とも言える相手に惹かれていることだった。大胆にも彼は率直にマズランを求めた。エドウィンはわたしを守ってくれる…でもエドウィンから、誰がわたしを守ってくれるの。 内容(「MARC」データベースより) 許婚をサクソン人に殺され、独身を通してきたマズランは、意に染まぬ結婚を押し付けられる。助けを求めてイングランドまで出向いたが、魅力的だが憎いサクソン人の護衛エドウィンを残し、頼みの従兄は戦場へ。〈ソフトカバー〉 |
強引な求婚者 (単行本(ソフトカバー)) 内容(「BOOK」データベースより) マリエッタは十八歳になっても結婚する気がなく、次々に現れる求婚者をことごとく断ってきた。継母のレディ・アリスは、そんなマリエッタにさじを投げ、十五歳になる実の娘エメリーンを先に結婚させようと考える。折しも、新しく獲得した荘園の隣に理想の結婚相手が…!ソースゲルド城の城主アラン卿の出現に、エメリーンとレディ・アリスは色めき立った。ところが、アラン卿が目をつけたのは、ほかならぬマリエッタだった。アラン卿は一目会ったそのときから、花嫁は彼女しかいないと直感したのだ。その直感に従って、彼は少々強引とも言えるやりかたで逃げるマリエッタに求婚しようとした。 内容(「MARC」データベースより) 縁談を断り続けるマリエッタに匙を投げた継母は、実の娘エメリーンを先に嫁がせようとする。理想の結婚相手、アラン卿の出現に色めき立つ継母とエメリーン。しかし彼が一目惚れしたのはマリエッタで…。〈ソフトカバー〉 |
孤島の花嫁 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) 両親が相次いで亡くなり、クリスティアーヌはただひとり、スコットランドの小さな町で迫害を受けていた。伯父の計らいでイングランドのビターリー島に嫁ぐことになったが、ここでも彼女は、島民から悪意に満ちた目で見られた。スコットランドとイングランドの両方の血を受け継いだ彼女は両国間の戦いが終わった今も、双方から目の敵にされてしまう。クリスティアーヌの居場所はもはやどこにもなかった。島の領主アダムも島民と同じく、私を花嫁とは認めないだろう。私を悪漢から守ってくれた勇敢なアダムに、私は心を奪われてしまったというのに…。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) マグワイア,マーゴ 米デトロイト近郊に、夫と学校に通う三人の子どもとともに住む。看護婦としての、またボランティア・ワーカーとしての活動の合間を縫って小説を書くという精力的な生活を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
金髪の守護神 (新書) 内容(「BOOK」データベースより) スウェン・シューアドソンは、遠くノルウェーから海を渡り、丘を越えてウェールズ辺境地帯までやってきた。見上げるほどの巨体、そして淡い金髪。彼はまさに北欧の美神だった。戦いと女を好む彼にとって、気ままな暮らしは性に合っていた。それを変えたのは、たまたま訪れたひとつの村だった。そこには、たぐいまれな技術を持つ、エナメル細工師アナがいた。輝くように美しいアナは、自分の数奇な運命を疑いもせずに受け入れ、教会に奉納する十字架や聖遺物入れを作りつづけている。天から授かった才能ゆえに彼女が危険にさらされていると知って、スウェンはとるべき道を悟った。これからはアナを守る―命をかけて。だが、アナを保護する修道院が、スウェンに忠告した。彼女の才能はその処女性によるもの、よって汚されてはならない、と。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) シュルツェ,シャロン 米ニューハンプシャー州の出身、コネチカット州に夫とティーンエイジャーの息子と娘、ミニチュアダックスフントとともに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |